詩「あの人」(作・くぽたみき)の感想文

「あの人」
作・くぽたみき 


足が生えて
スタスタ歩くゴミ箱


あっちに行ったり、
こっちに行ったり、
ゴミの受け取り作業に大忙し


それにしてもあの人は、
鼻をよくかむなあ


ポイポイ、
ティッシュを投げ入れては
デスクに向かうその姿は
じつにやる気がなさそうで
鼻をかむのが仕事みたいだ


そう、ポツリと思う
ゴミ箱であった



 「あの人」は詩集「さらさら」(2024年)からの詩でとてもユーモラスです。最初のところから面白いです。


足が生えて
スタスタ歩くゴミ箱


 足が生えているゴミ箱って…、あ、しかもスタスタ歩いている!ぼくの妄想ではきっとゴミ箱に生えている足は2本足で、しかもぶっとくてなぜか器用にスタスタ歩けるのです。大抵、ぼくの詩に登場する「もの」に足が生えると、ぼくの妄想ではそんな感じの足が生えてしまうのです。
 このゴミ箱は働き者のようで、しっかりとゴミの受け取り作業をこなします。そんなゴミ箱は「あの人」を見ています。やる気なさそうで、もしかすると自分と正反対だなと思ったかもしれません。ぼくはここで「あの人」がよく鼻をかむことに注目したいと思います。「あの人」はポイポイとティッシュを投げ入れてきます。ここで一つの仮説を立てようと思います。ゴミ箱があっちに行ったり、こっちに行ったり大忙しなのは、この「あの人」のせいではないか。ポイポイ捨てるから、あっちに行ったり、こっちに行ったり大忙しになるのではないか。もしかするとゴミ箱の大半の作業はこの「ポイポイ行為」に費やされているのではないか。
 そしてゴミ箱は「あの人」は鼻をかむことが仕事みたいだなと


そう、ポツリと思う


 ということなのかもしれません。ぼくがゴミ箱だったらつい苦笑いを浮かべてしまいそうである。まったく「あの人」は…。そしてゴミは自分でゴミ箱に捨ててくださいと言いたい!


・この詩は文?として変なところがありますが、あまり気にしないでください。ぜひ「あの人」を楽しんでください!!

コメント

  1. 「あの人」が花粉症だったら、この詩はどう読めるだろう?

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